那須川天心のデビュー戦勝利を”兄弟子”はどう見た?会場観戦の白鳥大珠を直撃「1発も有効打は貰ってない」「天心の完勝」
判定勝ちでデビュー戦を飾った那須川。展開は白鳥の予想通りだったようだ。(C)CoCoKARAnext
キックボクシングからボクシングに転向した元RISE世界フェザー級王者の那須川天心(帝拳)が、プロデビュー戦となったスーパーバンタム級6回戦で、日本バンタム級2位・与那覇勇気(真正)に3-0判定勝ちを収めた。KOこそできなかったものの、危なげなく試合を運んでデビュー戦を飾った天心の勝利を、キックボクシングでの”兄弟子”はどう見たのか。会場で歓喜の瞬間を見届けた白鳥大珠を直撃し、話を聞いた。
【関連記事】「パンチはほぼ貰わなかった」那須川天心、デビュー戦勝利に安堵。一方で課題に挙げたのは?
◆ ◆ ◆
天心の完勝だったと思います。僕も事前の予想では無難に判定で勝つと思っていました。やっぱりボクシングのペース配分は、今までのキックと変わってくるんで、いきなり1ラウンドから飛ばしたりはないだろうなと。そういう予想をしながら見ていたんですが、天心はだいぶボクシングの動きにアジャストしてましたね。それが一番感じたことです。距離感だったり、足の使い方だったりとか、パンチの打ち方もそうですし、天心はもともとジャブがすごいうまいんですけど、それもよくなっていたなと感じました。
今までキックでは、ダッキングだったり、ウィービングだったりみたいな頭を下げたりする動きはそんなにないんですけど、今回は結構相手が前に出てきたので、それにも上手く対応できていた。1発も有効打は貰ってないと思います。天心は元々めちゃめちゃ反応がいいんで、もらうことはないだろうなと思っていたとおりでした。