【巨人】9回に一死も奪えず2被弾の大勢に「このままではセーブシチュエーションでは使えない」球界OBからも心配の声
大勢は右上肢のコンディション不良で登録抹消後、今月17日に約2か月半ぶりに登録されたばかり。同日のヤクルト戦でも1点リードで迎えた9回に登板し、中村悠平に犠飛を許すなど同点とされていた。
復帰後2試合目の登板となったこの日も最速155キロは記録したものの、球威で押すピッチャーながら、相手打者にあっさりと仕留められるシーンが目立つ。投球フォームの問題や球のキレや伸びといった部分で本来の形とはいかず、見切られている可能性も浮上している。
その上で同氏は「中川がしっかりしなきゃいけないということ」と代役守護神には、これまで大勢不在の間も9回を任せられた経験豊富な救援左腕を指名。
大勢に関しては「こういう打たれ方すると8回にも使いづらい」として、僅差で迎える終盤の起用が難しいという見解を示した。
守護神復帰は終盤の争いに勢いを与える大事なピースだったが、本来の調子を取り戻すには今しばらく時間が必要なようだ。しかし、チームも残り8試合で3位・DeNAとの3ゲーム差を追うぎりぎりの戦いを続けている。週末のDeNAとの3連戦(横浜)を含め、直接対決は残り4試合。終盤の投手陣運用は勝敗に左右する大事なポイントとなるため、次戦以降の原監督の起用にも注目が高まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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