「良い8回の投手が戻ってきた」巨人レジェンドOBが中川皓太を絶賛!一方で大勢については懸念材料も
8回までのリリーフ陣の不調に隠れていたが、試合を締める大勢の調子はあまり良くない。防御率3.15と期待通りの成績とは程遠く、現在も2試合連続で失点している。大勢の状態の悪さに江川氏は、昨シーズンからのものなのか、WBC出場によるものなのかは明言しなかったが、疲労によってストレートの質が落ちていると指摘。
続けて、「(主な持ち球が)ストレートとチェンジアップですから、そこにバッターがある程度絞って打たれるってことがよくある」「去年までのボールの勢いでは全部空振りだったんですけど、最近はファウルになって三振が取れないってことが起きている」と狙い球を絞られ、粘られるケースが増えたことが失点につながった要因と話す。
そして、「本人の中では不安な材料が出てきているのかもしれない。マウンドにいる時、ちょっと『不安だな』と思っているように見えます」と去年のように上手くいかないため、自信を失いかけているとメンタル面を心配した。
待望のセットアッパー候補が見つかったにもかかわらず、今度は大勢の乱調が目立つようになった。守護神の配置転換は簡単にはできないため、大勢には昨年と同じような活躍を見せてほしいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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