「シーズンに入ったら160キロも出るのでは」阪神、支配下登録の工藤泰成 圧巻のポテンシャルに球団OBも太鼓判「勝ちパターンに絡めるピッチング」

工藤の評価がうなぎ上りだ(C)産経新聞社
開幕に向け、ステップアップを遂げるルーキーが話題を集めている。
阪神は今月7日、育成ドラフト1位入団の工藤泰成と支配下選手契約を締結したことを発表した。春季キャンプより速球のスピードが注目され、オープン戦でもここまで3試合(3月12日時点)で登板。相手チームの主力打者を持ち前の球威で押し込む場面もあるなど、新人らしからぬ大物ぶりを発揮し続けている。
【動画】ベルーナドーム初登板の工藤は最速156キロと安定の剛腕ピッチング
入団から3か月で支配下契約を結ぶに至った23歳は今後、球界随一の層を誇る阪神投手陣に割り込むべく開幕1軍の座を目指す。もちろん、キャンプ地での練習試合から現在までのオープン戦を通じて無失点とアピールも十分、その可能性は膨らみ続けていると言えるだろう。
そして、好パフォーマンスを続ける若き右腕に対し、球団OBからもエールが送られている。現役時、通算129勝をマークし、阪神在籍時では2度のリーグ優勝に貢献した下柳剛氏が自身のYouTubeチャンネル『柳に風』の中で、工藤についてここまでの活躍を振り返り、今後についての持論を語っている。
3月10日配信となった動画の中で下柳氏は、キャンプ時から工藤の投球が目に留まっていたと述べ、「球は速いし投げっぷりも良い。フォークでもしっかり低めで空振りが取れるから、上手く行けば勝ちパターンに絡めるようなピッチングをしていた」と称えている。