100年の甲子園で堂々と主役級の存在感!改めて「大社旋風」を振り返る
準々決勝の神村学園戦では2−8と完敗を喫したものの、中盤までは互角の勝負を展開。終了後は甲子園のスタンド全体から温かい拍手が降り注がれた。
大会を通して、馬庭の投打にわたる活躍は観る者の心を打ち、1番打者・藤原佑の韋駄天ぶりは敗れた神村学園戦でも際立っていた。まだまだ見ていたいと思わせるチームであった。
そう思わせたのはスタンドの応援も同じ。チャンステーマの『サウスポー』が流れると、スクールカラーである紫のメガホンが鮮やかに揺れ、常に場内を呑み込んでいた。ある種の「魔曲」と化していた。
鮮やかな記憶を残し、「旋風」は神々の国へ舞い戻る。またいつの日かお目にかかりたい。
[文:尾張はじめ]
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