楽天・則本は「無期限二軍調整」か ささやかれる「大型契約」の弊害とは
一方、則本に関しては大型契約の影響もささやかれている。19年シーズンから7年間、総額20億円超の大型契約を2025年シーズンまで結んでいる。こういった大型契約に関してはこんな声もある。
「過去にも大型契約を結んだ選手はいたが、すべての年数で安定したパフォーマンスを残した選手は少ない。甘えが出るわけではないだろうが、結果が出なかったら首を切られるというのがプロの世界。だからこそ毎年必死になって結果を残そうとする選手が多い中、安定的立場を得ることでどうしても中だるみは否めない」(球界関係者)
実際に複数年契約を結んだ年からの則本の成績といえば、19、20年ともに5勝、21年は11勝と大型契約に見合ったパフォーマンスとはいえないだろう。
同契約を結んだ際には「日本でもこういう選択肢がある。頑張ればこれだけ長期の大型契約が組めるというのを示したい」と意気揚々と語っていた右腕だが、背信投球が続くことで周囲の目は厳しさを増している。
2013年、チームが初の日本一に輝いたシーズン。則本はルーキーイヤーながら15勝をあげ、24勝無敗のエース・田中将と共にフル車輪の活躍を見せた。当時の奮闘を覚えている東北のファンからしたら、則本の現状は寂しさを禁じ得ないだろう。
契約は2025年まで残す。意地を示せるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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