藤川阪神の"掘り出しもの" 4試合連続無失点 即戦力左腕の存在感「新たなバケモン候補、出てきたな」

伊原は4試合連続無失点と好投を続けている(C)産経新聞社
阪神は今季初対戦となった4日の巨人戦(東京ドーム)に7-2と勝利。連敗を3で止めた。
立ち上がりの戸郷翔征を攻略。3回7安打3得点と攻めたて、マウンドから引きずりおろすと7回にも3点、8回にも1点を奪い、大差で伝統の一戦の初戦を飾った。
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連敗を止めたのは先発、村上頌樹の好投も大きかった。勢いのある巨人打線相手に7回5安打1失点。わずか88球とテンポ良く投げ、試合を作った。1点リードの初回一死二塁から吉川尚輝に同点となる適時二塁打を浴びたが、そこで逆にギアが入った。2回から5回までは1人の走者も出さない完ぺきなピッチング。開幕の広島戦に続き、今季2勝目をあげた。
また今季GT初対戦となったことで、藤川監督率いる阪神の新戦力にも多くの目が注がれた。メジャーとのプレシーズンゲームでも優秀なピッチングスタッフが注目を集めたが、この試合で8回から2番手として登板したドラ1左腕の伊原陵人も落ち着いたピッチングを見せた。
6点リードの8回からマウンドに上がると先頭のオコエ瑠偉に全球ストレートで空振り三振を奪うと、好調な若林楽人にもストレートで詰まらせ、三ゴロに打ち取る。最後は新助っ人トレイ・キャベッジをスライダーで泳がせ、投ゴロに打ち取り、三者凡退とパーフェクトピッチング。