究極の投手戦!日本ハム・加藤貴之とオリックス・山本由伸が3度目の対決 「由伸超え」記録を持つ加藤の驚異的数値とは
そしてこの加藤、昨年から投手部門のあらゆる数値を圧巻する山本を抑えてトップに立つものがある。それが、K/BBだ。K/BBとは奪三振と与四球の比率を指し、投手の制球力を示す指標の1つ。一般的に3.5を超えると優秀と言われている。
この指標に関して、昨シーズンの山本は4.88と十分すぎる数値を残しているのだが、加藤はそれをはるかに上回る8.91と、驚異的な数値をマーク。今季もここまで6.73の山本に対し、加藤は7.67と圧倒している状況だ。
奪三振が多いタイプの山本に対して、三振数は決して多くない加藤だが昨年シーズン最少与四球数「11」、与四球率0.67と、その制球力の高さゆえの数字となっている。
この両者の投げ合いは過去2度おこなわれており、2021年5月の対戦では加藤が7回85球無失点の好投で、山本との投げ合いを制し勝ち星をマーク。2022年4月の対戦では、加藤が8回101球2失点、山本が7回116球2失点と互いに勝ち負けはつかなかったものの、いずれも「天敵」・山本に勝ちを許してはいないのだ。
今回で3度目となる両者の投げ合いを前に、ファンからは「究極の投手戦」「激アツ」「最高峰の戦い」など、期待の声も高まっている。
果たして3度目の投げ合いを制するのはどちらになるのか。加藤の制球力、そしてエスコンフィールド初登板となる山本の投球にも注目だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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