江本孟紀が「セ・DH制度」に大胆提案!「両リーグ導入はダメ。なら・・・」
近頃、プロ野球界で議論されている「セ・リーグDH制度」導入問題。両リーグに実力差があるという懸念から、巨人軍が昨年末セ・リーグへのDH導入を提案したものの、理事会での協議の結果、今年度の導入は見送られた。
その、セ・リーグDH制について、南海・阪神等で活躍した江本孟紀さんが、元フジテレビアナウンサーで現在はスポーツアンカーとして活躍する田中大貴が様々なスポーツ選手・解説者等を迎えてトークを広げるYouTube動画「田中大貴のアスリートチャンネル」に出演し、言及。さらには自身の見解を踏まえ、大胆提案をした。
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両方に導入はダメ
2013年から昨年までの8年間日本シリーズは全てパ・リーグ、直近20年をみてもパ・リーグ15勝、セ・リーグ5勝と圧倒的差が見てとれる。これを受けて、パ・リーグが強く、セ・リーグが弱いという声が多く上がるようになってきた。
だがこれに対し江本さんは自身の見解を踏まえてこう語る。
「パ・リーグにはパ・リーグの野球、セ・リーグにはセ・リーグの野球があるんですよ。そりゃあ9人バッターがいたらチーム力が上がるに決まってるんですよ。指名打者によって良い悪いはある。僅か7試合の日本シリーズでそれをやっていないリーグとやっているリーグをどちらが強い・弱いってやることが最大の愚の骨頂だと思うんですよね。」
現状の制度のまま、仮に今後セ・リーグDH制が導入されれば、両リーグDH制ということになるが、江本さんはこれに反対。その理由をこう語る。
「両方に導入はダメですね。何故なら、メジャーリーグはやらないから。野球の基本線が崩れますからね。だから、最後の砦なんですよ、DH制は。
元々、ナショナルリーグに有名球団が集まっていてアメリカンリーグにお客さんが来ないことから工夫した故に出来た制度ですからね。それを同様の問題を抱えていたパ・リーグが真似をした訳です。その中で伝統を守っているのがナショナルリーグであり、セ・リーグなので、変えてはいけないと思いますね。」