阿部巨人 「甲斐2番起用」の裏に見えた新オーダーの"苦悩" 「上がってきてほしい選手」とは

甲斐は攻守にわたってチームをけん引している(C)産経新聞社
巨人は15日のDeNA戦(東京ドーム)に1-0の完封勝利。先発した井上温大が7回6安打無失点の好投で今季初勝利、自慢の救援陣も機能し、連敗を3で止めた。
【動画】絶対に点を与えない!井上が強打の捕手、山本を打ち取った場面
必死に腕を振った。前週と同じ対戦となった強打のDeNAに対して、井上は球威ある直球と落差のあるフォークで封じ込める。要所を締め、7回89球6安打無失点、3度目の挑戦で今季初勝利を手にした。
一方で打線では新オーダーも注目された。
「2番・捕手」で甲斐拓也を起用、「5番・一塁」に大城卓三を今季初先発させる新オーダー。その甲斐は3回一死一、三塁に相手先発のアンドレ・ジャクソンの高め150キロ直球をはじき返し、値千金の先制タイムリーをマーク。この虎の子の1点を守り切り、完封勝利を飾った。
巨人で「2番・捕手」起用は61年の藤尾茂以来、64年ぶり。開幕から捕手として先発マスクをかぶり投手陣をリードし、打撃でも現在リーグ打率4位の「.352」と存在感を示している。
1 2