【巨人】浮上する捕手"大渋滞"問題 それぞれの「強み」と「求められる役割」とは
23年はキャリアハイの16本塁打をマーク。今季も「5番・一塁」として先発、存在感を示した時期もあっただけに、持ち味である「強打の捕手」から、一塁手として攻守でチームを支える役割も引き続き、求められそうだ。
また今季は、自己最多の88試合に出場。サヨナラ弾を放つなど、打撃でもチームを助けた岸田行倫も勝負を賭けた1年となる。
岸田のストロングポイントに強肩がある。今季は両リーグトップとなる盗塁阻止率.475をマーク。たくみな判断で何度もチームを救ってきたとあって、"甲斐キャノン"で知られる先輩捕手と真向勝負でポジションを奪えるか、注目となる。
最後は今季プロ11年目のベテラン捕手、小林誠司。今季は菅野智之とのバッテリーが復活、あうんの呼吸でエースをリード、リーグ最多勝の15勝と復活をアシストしてみせた。
阿部監督も「小林が打つとなぜかベンチが盛り上がる」と認める、愛されキャラでも知られる。若手投手陣への目配りも知られているとあって、来季も"陰のマネージャー"としてチームを支える役割も求められそうだ。
ほかにもチームには山瀬慎之助、喜多隆介と伸び盛りの若手捕手もいる。
捕手は稀少ポジションとあって、育成に時間もかかるとされる中、阿部監督がどのように常勝軍団作りを見据え、「扇の要」を固めていくかも2025年シーズンは注目ポイントとなる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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