巨人大ナタ!17年ドラ1鍬原拓也に戦力外通告で注目集める「チームの思惑」と「選手の名前」

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阿部監督体制になってチームは血の入れ替えを進めている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 阿部慎之助新監督の下で新たなチーム作りに励む巨人の〝大ナタ〟が注目を集めている。

 巨人は10月28日、鍬原拓也投手に来季の契約を結ばないことを通達したと発表した。

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 鍬原は中大から17年ドラフト1位で巨人に入団。1年目に先発でプロ初勝利を挙げ、2年目はリリーフで15試合に登板、しかしその後は故障にも悩まされ、一時は育成選手も経験。21年途中に再び支配下選手に復帰すると22年はリリーフで49試合に登板し、3勝2敗13ホールド、防御率5・16の成績を残した。今季は5試合に登板して防御率9・00だった。

 巨人は今オフ、投手陣では鍵谷陽平、高木京介、田中豊、三上朋也、堀岡隼人にすでに戦力外通告を行うなど、ある程度実績を残してきた中堅層にばっさりとメスを入れている。救援投手陣がリーグワーストとチーム最大の課題となっていることで、血の入れ替えを積極的に進めている。

 また伸び悩んでいたとはいえ、大卒のドラフト1位入団選手が6年目で首を切られたことに衝撃も走ったが、常勝軍団にとって2年連続Bクラスは非常事態。それだけ球団がチーム改革を本気で進めるという決意表明ともいえ、〝ボーダー〟上の選手はうかうかしていられなさそうだ。

 2016年ドラフト2位入団の畠世周は今季一軍登板なし。21年は52試合に登板し防御率3・07の成績を残すも、制球力が課題とされる。

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