【巨人】原監督の投手陣起用にレジェンドOBから「待った」がかけられる理由
先発のフォスター・グリフィンが5回2安打無失点で降板後、2番手で6回から登板した育成出身ルーキーの松井颯は先頭に四球を与えるなど、この回2四球と自らの悪送球で無死満塁のピンチを招いた場面で降板。さらに延長12回に7番手で登板した平内龍太も先頭に四球を与え、犠打を許した後、一死二塁で迎えた山田哲人に初球から変化球を多投したあげくに四球を与え、交代が告げられた。
松井颯、平内ともに19日に登録抹消となったが、この試合は申告敬遠を含め「10四球」を記録。近年の課題とされる与四球の多さが浮き彫りともなった試合だった。
堀内氏は同ブログ内で〝お手本〟として、今季快進撃を続け、10勝をマーク、最優秀防御率のタイトル獲得が濃厚となっているプロ3年目の阪神・村上頌樹や広島の高卒4年目左腕・玉村昇悟の名前を挙げつつ、チーム強化のためには「いい素材をじっくり寝かして順繰り1軍に上がってくるように」求めた。
チームにとっても現在リーグワースト2位となっているチーム防御率(3・50)の改善含め、投手王国再建は近年抱えている大きな課題の一つでもある。
有力OBの愛ある助言をどう受け止めるか。今後の起用も注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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