トレード締め切り間近「動く球団、動かない球団」球界OBから注目される「指標」とは
一方、選手は揃いながら、後半戦の戦いに向けてのトレードとして面白いと高木氏が目を向けたのはDeNAだ。開幕から首位打者をキープする宮崎敏郎は、現在も打率・358、得点圏打率・393と高い数字を誇る。
一方で首脳陣も宮崎に関しては積極的休養を取らせながら起用するなど、パンクしないように気遣っている。こういった背景もあり、同じく三塁手で現在もウエスタン・リーグで本塁打(13)、打点(41)の二冠と打撃も魅力のソフトバンクの砂川リチャードの名前をトレード獲得候補選手として挙げる場面も。「こういうローテーションでいければ、宮崎はいいと思うんだけど」とキーマンの宮崎を故障なくシーズン通して戦いぬくための方策に目を向けた。
今季ここまで行ったトレードでは、広岡大志(巨人→オリックス)、鈴木康平(オリックス→巨人)、郡司裕也(中日→日本ハム)、宇佐見真吾(日本ハム→中日)、石川慎吾(巨人→ロッテ)など新天地で活躍している選手も多い。
勝負の後半戦に向け、動いてくる球団はあるか。まだまだ目が離せなそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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