那須川天心、パッキャオに「キックボクシングはおもしろいと思わせたい」
−−対戦相手は総合格闘技もやっていますけど、総合とキックでの試合それぞれを見た?
そうですね、ちょっと見ました。フィリピンの選手は本当に強いから何があるかわからないので、集中して戦えればと思います。
−−印象としては接近戦に強いように見えた
そうですね。接近戦だったり、打ち合いが得意なタイプ。リスクを取る必要はないので、自分の安全な位置で戦って、チャンスがあったらどんどん仕掛けていきたい。
−−触らせない?
触らせたくはないですね。ダメージを負いたくないですし、自分のやりたいようにやりたい。全てコントロールして、全局面で圧倒できたらなと思います。
−−先日の公開練習の際に、「第2段階、第3段階に進化をしている最中」と言っていたが、今回の試合に向けてということではない?
自分の場合は試合スパンがすごく短い。年に9試合やったりとか。一試合一試合に体の標準を合わせると調整しづらい。だから年間を通して、例えば大きいピークの大会とかに標準を合わせて体を作っていっている。
−−試合スパンが短い中で、プロレスなどに参戦してみたり、いろいろなことに挑戦する理由は?
忙しいと言えば忙しいですけど、いろんなことがあるからこそ、いろんな発見があったり、チャレンジができる。ただずっと格闘技、キックだけに集中するということはできないので。いろいろなことをやりながら吸収していって、成長できるというのが一番だと思う。それをやっていて試合に支障が出るということはないので、このスタイルが合っていると思う。
−−プロレスをやってみて収穫は?
実際にやってはいないんですけど(笑)。表現力だったり、すごいですよね。考えられないです。そういう考えられないことをどんどんやっていきたいです。
−−フィジカルやウエイトを本格的に始めて、効果を強く感じている?
まだまだじゃないですかね。ちょこちょこは思います。いろいろなトレーニングをやっていますが、一番大事なことは「脳みそを騙すこと」。今ハマっている。
−−「脳みそを騙すこと」というのはシステマみたいなこと?
違いますけど(笑)。自己暗示って言葉でまとめたくはないですが、それも一部あるかもしれないですけど、あまり言えないです。思い込みって大事だなって思います。何でもできるって思いながらやると本当に変わりますよ。同じトレーニングをしても、思いを持って練習するだけで効果が違います。
−−それは誰かの影響?
フィジカルトレーナーも変わって、その人に教わっています。プロとしての意識がまた強くなった。すごく成長できている。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]