開幕から不振に苦しむ阪神・佐藤輝明 虎の“レジェンド”OBは「まだ打撃フォームに迷いがある」と指摘
阪神は好調を維持。佐藤もこの波に乗って復調といきたいところだ。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
4月13日、18年ぶりのセ・リーグ制覇を狙う阪神は巨人との「伝統の一戦」に臨み、4-1で勝利した。これで阪神はヤクルトと並んで同率首位に浮上した。
開幕から11試合を終え、7勝3敗1分と開幕ダッシュに成功した岡田阪神のここまでの戦いぶりを、虎のレジェンドはどう見ているのか。阪神OBでプロ通算349本塁打のレジェンド、掛布雅之氏が自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』で阪神について言及した。
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チームの好調を支えているのは、投手陣。13日の巨人戦では巨人打線に12安打を許すも、要所を抑える粘りの投球で、1失点に封じた。今季から虎の「新守護神」を任されている湯浅京己について掛布氏は、「開幕戦はアップアップだったけど、結果的に抑えた。WBCの経験とかすべて含めて、去年よりもワンランクアップした湯浅がシーズンを通して投げていけると思う。開幕のセーブが全てだった」と話した。WBCの影響もあってか、先月31日に行われたDeNAとの開幕戦では、満塁のピンチを展開。しかし、後続の打者をしっかりと打ち取り、何とか無失点で試合を締めた。絶体絶命のピンチを抑え、掴みとった1セーブが大きかったようだ。
掛布氏は打線についても言及。4番を務める大山悠輔については、「打席の中で4番としての落ち着きを感じる。ボールを見極めてカウントを作ったり、状況判断の中で早く勝負を仕掛けたりとか、打席の中でのリズムというのが今年はいい」と高評価した。また、「1本ホームランが出れば、ポンポンと出ると思う」とも話し、今シーズン1号に期待した。