打撃は2軍レベルにあらず…“異次元”の結果を残す佐藤輝明はいつ1軍に返り咲くか? カギは岡田監督の掲げた「課題」克服
では、いつ佐藤は1軍に入れるのか。やはりカギとなるのは岡田監督の考えだ。
これまでも単なる数字に囚われずに起用を続けてきた“御大”も、もがく25歳を「球団の顔」として成長させたいという思いは強い。先月27日に『MBS』の「よんチャンTV」内で放送された掛布雅之氏との対談では、「全部が全部打てるわけじゃない。そういうことを言ってるんじゃない」と強調。そのうえで「打てなくても悔しがる姿。そういう総合的な面ですね。いろんな面での姿勢や内容を含めてね」と降格の意図を明確にした。
さらに「打つだけの選手じゃないし、守備固めで代えるとかっていう選手でもない」とも続けた指揮官。2軍でどれだけ成績を上げようとも、指揮官が口を酸っぱくして言い続けてきた“課題”を克服する兆しを見せていなければ、早々の1軍復帰はないのかもしれない。
佐藤の復活は虎党にとっても待望だ。その瞬間がいつ訪れるかは、球団史上初のリーグ連覇のターニングポイントにもなり得るだけに、首脳陣の判断がチームの行く末を左右するカギとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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