佐藤輝明の強打者ぶりを物語る異次元の「.394」 かつて大打者に「何回やっても打てない」と断じられた大砲の“変貌”
さらに興味深いのは長所である日本人離れしたパワーに磨きがかかっている点だ。
今季に佐藤が放った18安打のうち11安打が長打(7本塁打)で、長打率から打率を抜き、純粋なパワーを推し量る指標「ISO」は.394を記録。この指標は.200以上で「優秀」とされるだけに、まさに異次元と言える。
虎党たちの期待の大きさゆえに何かと批判の的となるスラッガーだが、今年は充実の日々を送っている。昨季に7号を放ったのは8月3日のDeNA戦なのだが、今季は早々と到達してしまった。その事実だけでも変貌ぶりが伺える。
無論、前後を打っている森下翔太が打率.311と安定しているからこそではあるが、今の佐藤は自身の強みを最大限に生かせている。その活躍は阪神が優勝を争っていく上での肝となるだけに、頼もしいばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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