打率低迷よりも気になる“パワー未発揮” 先発外しの佐藤輝明は「浪漫」すらも失っていないか【阪神】
先発から外れた一戦において佐藤は8回に2死二塁の得点圏に走者をおいた局面で、代打として起用された。だが、結果は空振り三振。外角低めのボールゾーン付近にチェンジアップとスライダーを集められ、まんまと仕留められた。もちろん、丁寧に投げ切った相手左腕・長谷川宙輝の仕事ぶりも見事だったが、その“あっけない”幕切れに球場全体からため息が漏れた。
岡田監督は、先述のインタビューで「どう這い上がってきてほしいですか?」と問われ、「這い上がるって、ゲームでも使こてますよ」と笑みを見せ、「簡単ですよ、ボールを振らないで、ストライクを打ってくれたらいいと思いますけどね」とつぶやいた。
指揮官の言葉を聞くに、チャンスは必ず与えられる。あとは、佐藤自身でどこまで改善できるのか、だ。
阪神の“アレンパ”には佐藤の力がいる。それは間違いない。だからこそ、あえて厳しい言葉をかけたい。「またか」と失望はさせないでくれ、と。
[文/構成:羽澄凜太郎]
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