阪神サトテル降格は英断かそれとも…レジェンドOBが指摘していた「気になる兆候」

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 さらには指揮官、岡田彰布監督も佐藤輝に関して、ある懸念を抱いていたという。

 昨年の秋季キャンプ取材に訪れた際に岡田監督から、掛布氏に対し「練習する体力も、野球がうまくなるためには必要ですよね?」と問いかけられたシーンがあったというのだ。

 当時、佐藤輝は翌年から三塁専任となることで特守をさせられていたが、腰の張りなどを訴えて別メニュー調整となることなどもあった。これには岡田監督も思案顔を見せていたという。

 こういった背景もあり、掛布氏は「佐藤の1年間やる体力考えたとき、143試合出場して、体力が持つんだろうかと感じるようになってきたんですよ」という。

 現在、ストライク、ボールの見極めが課題とされる中で「ボール球に手を出すのは疲労感から来ているんじゃないかと感じてしまうんですよ」と今季から三塁専任と緊張感あるポジションを任されていることも影響しているのではないかという見方を示した。

 一方、チームはリーグ戦再開となったDeNA3連戦に3連敗とスイープを食らい、首位陥落となった。25日の試合では打順を大きく組み替え、若手有望株の前川右京が5回にバウアーから適時打を放つなど意地を見せたが、あと一歩及ばず敗れた。

 様々なテコ入れを図るも、若き主砲が真の復活を果たさない限り、目指す「アレ」もおぼつかない。今季がプロ3年目、いよいよ真価が問われるシーズンとなりそうだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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