阪神・青柳晃洋、二軍で防御率2.67も一軍復帰が”時期尚早”なワケ

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調子を崩している青柳。復調にはまだ時間がかかりそうだ(C)Getty Images

 青柳晃洋は6月21日、オリックスとの二軍戦に登板して7回3失点とまずまずの成績を残した。5月20日に二軍降格を告げられ、それ以降は1週間に1回は先発している青柳。現在4試合に登板し、二軍での防御率は2.67と決して悪くない。また、すべての試合で6回以上投げており、先発投手としての役割を果たしている。

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 こうした結果を見ると一軍昇格も目前に思えるが、懸念点もある。それは球数の多さだ。

 今シーズン二軍戦初登板となった5月31日の中日戦こそ8回1失点、85球と格の違いを見せつけたが、6月7日の広島戦は初回にいきなり4失点。その後は無失点と立て直したが、6回で112球も費やしている。14日のソフトバンク戦は6回1失点ながらも、被安打7、四死球3を許して113球。そして、21日のオリックス戦は7回3失点、被安打6、四死球3、122球。3回に2つのフォアボールで一、二塁のピンチを招き、4回はワイルドピッチでランナーを三塁に進ませるなど、制球面で不安を残した。実に4試合中3試合で100球以上投げているのだ。

 100球以上投げた試合は完投したわけではなく、ただただ球数がかかり過ぎているだけ。現在リリーフ陣に課題を抱える阪神としては、二軍で球数がかかっている先発投手は一軍に上げにくいところだろう。新人や先発転向して間もない投手であれば、「5~6回まで」と計算するケースが多いが、青柳クラスであれば最低でも7回までは投げてほしい。

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