山田哲人「復活」の展望――ポイントとなるのは? 元監督・真中満臨時コーチが期待する数字
2022年は130試合に出場して23本塁打を放ったが、打率.243、10盗塁に終わると、23年は.231、14本塁打、4盗塁、昨季は.226、14本塁打、1盗塁と、過去にトリプルスリーを3度(2015年、2016年、2018年)記録した男の成績には程遠い数字が並んだ。
真中臨時コーチは、今季、山田に打撃面で期待する数字として「2割7~8分の30本近くは目指してほしいなと思います」と口にすると、盗塁に関しては「数字的には彼もそこまで気にしていないと思う」とし、あくまで「クリーンアップや、いいところで1本打てればいいんじゃないでしょうか」と、打席での勝負強さに期待する。
2021年には137試合で打率.272、34本塁打を放って、リーグ優勝に貢献。この年は日本一にも輝いている。ケガなく万全に近い状態でシーズンを乗り切れれば、真中臨時コーチが示した数字的な目標にも届くはずだ。
チームは今季のスローガンに「捲土重来」を掲げた。山田が元気にグラウンドで暴れ回れれば、強いヤクルトが戻ってくるはずだ。
[文:別府勉]
【関連記事】うつろな目で語った“ミスター大谷”への謝罪…水原被告に禁錮4年9か月と25億円超えの賠償判決「彼の家族には謝罪したい」
【関連記事】ブレイク寸前で起こった“悪夢”――燕24歳が好調時に感じた「変化」…今季こそ飛躍のとき
【関連記事】【ヤクルト】守り勝つための補強 “打者有利”の神宮で「剛腕復活」への期待 ドラ1右腕の完成度にも注目






