B1昇格の信州に移籍する元千葉の小野龍猛、バスケ上達のカギはサッカー?
Bリーグの中継や見どころなどを紹介するテレビ番組「BS12水曜バスケ!」。WEB限定スピンオフ企画「水曜バッシュ!」では、同番組で解説を務めるバスケットボール元日本代表の渡邉拓馬さんが現役Bリーガーに直撃取材。「喜・怒・哀・楽・拓(拓馬さんからの質問)」のカードをテーマに、バスケットボールのことからプライベートな事件、バッシュのこだわりまでを聞き出している。
第21・22回目は、2019-2020シーズンに千葉ジェッツで活躍した小野龍猛選手と藤永佳昭選手が登場。
小野選手はトヨタ自動車アルバルクを経て2013年に千葉ジェッツに入団。今年4月、契約満了に伴う退団が決定し、5月31日、今季B1に初昇格する信州ブレイブウォリアーズへの移籍が発表された。一方の藤永選手は、アースフレンズ東京Z、名古屋ダイヤモンドドルフィンズを経て2018年に千葉ジェッツに入団した、ディフェンスに定評のある28歳。小野選手の退団が発表された直後の5月上旬に、オンラインで取材を行った。
小野「バスケ上達のカギはサッカー」
渡邉:テーマは「怒」。怒りはいっぱいあるよね?
小野:怒りはそこまで溜めない。すぐ忘れちゃう方。
渡邉:試合中、チームメイトに対して声をかけているシーンはよく見たなって思う。ここ数年。
小野:やっぱり気の緩みというか、キャプテンもやっていましたし、気の緩む場面なんてあるじゃないですか。点差が開くにつれて気が緩む場面が絶対にある。自分がキャプテンをやっていた時はそこに気をつけて、ちょっとでも気が緩んでいたらベンチに帰って来た時にすごく言うようにしていました。
渡邉:小野選手バスケットIQが高いと思う。ポイントガードみたいなIQがある。そのIQを身に付けた時期は?
小野:サッカーをやっていたんですけど、その時にミッドフィルダーとか司令塔的なポジションをやっていた。全体を見渡せる能力がついたのも、サッカーのおかげという感じがしています。
渡邉:スティーブ・カーが若い選手に対してサッカーをやった方がいいと言っていたけど。
小野:(スティーブ)ナッシュもサッカーうまいですよ。それ、すごく大きいと思います。サッカーのコートってすごく広い。そこで遠くだったり近い選手だったりを見たりしながらやるじゃないですか。バスケはさらにコートが小さくなって、より見やすくなった。
渡邉:だからヨーロッパの選手はビッグマンでも視野が広い選手が多い。それは今の子供達にいいアドバイスになるかも。