ヤクルト15連敗…、過去最長連敗記録のチームとは?その年の順位は?
そして「七夕の悲劇」が訪れる。
7月7日のオリックス戦。抑え起用が裏目に出ていたエース・黒木が先発に戻り初回マウンドへ。3-1リードで9回を迎えた。2死一塁で打者はプリアム。カウント2-2と追い込んだ。あと一球。苦手の内角を狙った速球は捉えられ、黒木の139球目は同点の左越え2ランとされた。魂のエースはマウンドに崩れ落ち、ベンチ裏で号泣した。その後、チームは延長12回にサヨナラ満塁本塁打を浴び、プロ野球記録を更新する17連敗となった。
翌8日のオリックス戦も、先発薮田が崩れいよいよ18連敗。続く9日、オリックス戦、長い連敗スタートの先頭を飾っていた小宮山が意地の6失点完投勝利。長すぎたトンネルをようやく抜け出した。
「さあ、これから20連勝や!」
指揮を執る近藤昭仁監督は、そうチームを鼓舞したという。チームはここから3連勝。連敗期間中も決して力負けというよりは、1点差やサヨナラ負けなど歯車がかみ合わず、不運に泣くケースが多かった。実際この年のロッテは最下位に終わるのだが、61勝71敗3分けと借金10。18連敗を除いて考えれば、61勝53敗3分けという成績になる。
今年のヤクルトも決して力のないチームではないだろう。連敗はいつの日か止まる。そこからの目の覚めるような快進撃も、大いに期待したいし、そう思わせるだけのポテンシャルは秘めている。
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]