「ちょっと黄信号が出てます」49年ぶり、5試合連続逆転負けの藤川阪神を球界OBが危惧 「中継ぎ陣が充実していいんですよという触れ込みなので…」
藤川監督の投手起用も注目されている(C)産経新聞社
セ・リーグ首位の阪神に試練が訪れている。
14日の楽天戦(楽天パーク)に4-5のサヨナラ負け。4-4の延長10回に左腕、岩貞祐太が3連打と力付き、49年ぶりとなる5試合連続逆転負けを喫した。
救援陣が粘れない。3回に「7番・DH」で先発した豊田寛がプロ初の先制打となる2点適時打をマーク。先発の大竹耕太郎も5回1失点と試合を作る中、ベンチは早めの継投に踏み切った。
2点リードの7回に3番手で登板した桐敷拓馬が誤算だった。無死一、二塁から村林一輝に直球を捉えられ、適時打を浴びるなど、尚も無死満塁のピンチに浅村栄斗にも135キロのフォークを捉えられ同点打を許す。後を継いだネルソンも犠飛とねばれず、この回3失点と試合をひっくり返された。
1点を追う9回一死満塁の場面では代打、糸原健斗が押し出し四球を選んで土壇場で4-4の同点に追いつくも、延長10回に7番手として登板した岩貞が二死まで追い込みながら、小深田大翔に右安打、続く黒川史陽にも左安打、二死一、二塁とし、石原彪にスライダーを左前へ運ばれ、サヨナラ負けを喫した。勝利を信じて、杜の都、仙台まで足を運んだ猛虎ファンにも残酷な幕切れとなった。
これで10日の西武戦(ベルーナドーム)から5試合連続の逆転負け、49年ぶりの球団ワーストタイと心配な状態が続いている。
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