阪神・矢野監督「今季限り」表明は早過ぎた? 開幕7点差大逆転負けから5連敗の原因を探る

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 阪神が勝てません。

 ケチのつけ初めは3月25日、京セラドーム大阪で行われたヤクルトとの開幕戦でした。8-1と7点リードで安心していたら、気づいたら8-10と逆転されていた-。

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 絶対守護神・スアレスの穴が埋まらない。代役が期待された新助っ人・ケラーは3月30日現在、2試合に登板して2敗。防御率は33・75。これでは野球になりません。

 負の連鎖は止まらずに、3月30日の敵地・広島戦でも逆転負けで開幕5連敗。白星が遠い-。

 スポーツ新聞の記者はこう証言します。

 「大阪のメディアはみんな怒っていますよ。驚いたのが、球団史上初の主催開幕カード3連敗を喫した翌日のデイリースポーツの1面です。メイン見出しが『どないなってんねーん!! 矢野虎』ですから(笑)。メインビジュアルも阪神の選手ではなく、デイリースポーツのキャラクターみたいなマンガで描かれたおじさんだったりして。常にチームに寄り添う、『与党』のデイリーがここまで怒っているんだから、他は推して知るべしです」





 ここまで勝てない敗因はどこにあるのでしょうか。前述の記者は、矢野監督がキャンプイン前日、突然の辞意表明をしたことが無関係でないと言います。

 「『さあ、これから1年間、頑張るぞ!』というキャンプインの前日に、指揮官から『今季限りで辞める』と言われたら、心のどこかに疑問が生じるのは当然のことです。本音では『どうせ来年はいないんだよな』と思いながらプレーすることになるわけですから。『この人に絶対についていこう』『認められて、試合にたくさん出て、給料を上げてもらえるように頑張ろう』と一枚岩になって、全身全霊をかけて親分のために汗を流すチームとは、どこかで差が出るのは致し方ないことです」

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