打線が下降気味の阪神、球界OBが修正点を指摘「全部同じタイミングで振っている」
森下は、ここ10試合でのヒットがわずか4本、打率も.230に落ち込み、打順も前日までの3番からこの日は1番で起用されるもノーヒットに終わっている。佐藤氏は「バットが下から出ているんでフライアウトが多い。全部同じアウトになるタイミングで振っているんで修正しないといけない」と指摘。また、スイングについては他にも「左ひじが上を向いている。そのためにヘッドが下がってしまい、すくい上げるバッティングになる」と分析し、その上で「アウトになる形をバッティングコーチがアドバイスしないといけない」と話している。
また、その森下に替わり3番に入った小野寺暖のバッティングにも言及。この日は1安打を記録するも、4回の第2打席、ランナー2塁の場面で膝元に来た初球を打ちショートゴロに終わっている。右方向への進塁打を狙ったと佐藤氏は説明しており「難しいボールを右打ちしようと思っても、打球は前に飛ばない」と見解を述べ、さらに「何でもかんでも打つのではなく、打てるボールを打たないと(進塁打となる)セカンドゴロにはならない」と渋い表情をみせていた。
加えて佐藤氏は打線全体に対しても、「余裕をもってバッターボックスに入って欲しい」との言葉を投げかけている。短期決戦を前に、それぞれの打者の修正すべき点、さらに打席に立つ意識ももう一度、見直す必要があるようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】ようやく叶ったセ・リーグ制覇! 阪神18年ぶり優勝にSNSで虎ファンも大熱狂「本当に強くなった」「生きてて良かった」
【関連記事】阪神18年ぶり優勝!光った佐藤輝明の2試合連続弾 若き主砲が示した「意地」とは
【関連記事】18年ぶりリーグ制覇の阪神、球界OBが考えるMVPは?