首位追撃に向かう阪神の選手層を球団OBが称賛!梅野の起用法は「色々とやり方がある、それくらい選手はいる」
田尾氏は、4日のゲームでライトに小野寺暖、キャッチャーに坂本誠志郎というここまで出場機会を増やしつつある両選手が先発出場したことに触れており、その上で開幕から不振が続いている梅野隆太郎の起用について言及。田尾氏は「正捕手ということを考えれば梅野だろうなとは思うのですが、選手には良い時と悪い時が必ずある」と主張。続けて「私も現役時代、4月に・450を打っていてダントツの首位打者だった年があったのですが、5月に入ると30打席ノーヒットが続きました」と現役時代の苦難を明かしている。
続けて「そういう『波』というものが必ずあって、不調のまま試合に出続けることは非常につらい」と調子を崩した際の心境を語った。さらに田尾氏は「『梅野を出すな、坂本を出せ』という(一言で言える)ことではない」とも述べている。
自身の現役時は「絶不調の時には2打席程でベンチに下げられるという交代を繰り返した」として、出場機会を減らしながらも調子を取り戻したと当時のエピソードを紹介し、加えて現在の阪神についても「(梅野の不振に対して)色々とやり方がある、それくらい選手はいる」と今季のチーム状況を評している。
決して、一部の選手だけではシーズンを勝ち抜くことはできないと言葉を並べていた田尾氏。主力、控え選手が一つになっていくことで、今季の阪神はここからさらに強さを増していくはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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