「さすがだなと思いました」 阪神CSファイナルS負けなし3連勝の裏で球団OBから絶賛された「陰のMVP」とは
坂本は投手陣へのきめ細かいケアも評価されている(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
10月18日から行われたセCSファイナルS(甲子園)は阪神が3連勝、1勝のアドバンテージを加え、4勝無敗で9年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。セCSのMVPには10打数5安打1打点と勝負強さを発揮した木浪聖也内野手が輝いたが、球界内からはほかにも貢献が光った選手が指摘されている。
【動画】坂本は6回にも2打席連続となる適時打をマーク、これが決勝打となった
20日に行われた第3戦も「逆転の虎」だった。3戦とも先制点を奪われながら、粘り強く戦うのがチームのスタイル。この日も4回に広島・坂倉将吾の右前適時打を浴び先制を許しながら、4回二死一、二塁でシェルドン・ノイジーが同点の右前適時打、続く坂本誠志郎が勝ち越し適時打を放ち、あっという間に逆転に成功する。
その後、2ー2で迎えた6回二死一、二塁で再び坂本に右前適時打が飛び出し、勝ち越しに成功。7回は1死満塁の場面で森下翔太が2番手の矢崎拓也から落ち着いて四球を選び、さらに加点、4-2で試合を決着させた。
戦前からシーズン通り「普通の野球」を貫くとしていた岡田彰布監督。その言葉通り、この試合でも野手は広島投手陣から7つの四球を選び、勝機に結びつけた。
野球系YouTubeチャンネル「野球いっかん」に出演した阪神OBで昨季まで阪神投手コーチを務めていた野球評論家の金村暁氏が阪神の快進撃について触れている。
21日に更新された動画内では、20日に行われた第3戦に関して「今年の象徴」のような、「守り勝つ野球」ができたとした。
初回先頭の菊池涼介の鋭い当たりを遊撃の木浪がダイビングキャッチ。手堅い守りでアウトを奪い、投手陣を助けた。