「守備が尽く止めた」ヤクルト3タテを呼び込んだ阪神守備陣のビッグプレーに球界OBも脱帽!「守りはずっと安定している」
木浪の好プレーはもちろん、佐藤輝(写真)の守備も光った(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
セ・リーグ首位を走る阪神の勢いが止まらない。5月25日、神宮球場でのヤクルト戦を7-4で勝利し、同カード3連勝を飾った。前日に続いて、この日もヤクルトに先制を許すもその後は互いに点を獲り合い、3-3のまま延長に突入。阪神は10回表に2死走者なしから近本光司の安打を皮切りに一挙4点を挙げ勝ち越し。その裏を岩貞祐太が締め括り、スイープを達成した。
【動画】これぞ美技!球界OBも「試合のポイント」と絶賛したヤクルト戦の木浪聖也のファインプレーの映像
これで広島戦から数え連勝は「5」に。今月、ここまでの対戦成績を15勝4敗とし、2位DeNAはこの日、巨人に敗れたため、ゲーム差が4に広がっている。
連日のように、リードされながらも攻守の粘りから試合をひっくり返し白星を掴んでいる阪神は、この日は守備面での好パフォーマンスが流れを引き寄せることとなった。1-2とリードされて迎えた6回裏、一二塁にランナーを置いた場面。ヤクルト5番の塩見泰隆が阪神先発の伊藤将司の速球をはじき返すと、痛烈な打球がセンター方向へ。しかし、ショート木浪聖也が身体を思い切り投げだしてのダイビングキャッチ。安打にはさせず、これでヤクルトの勢いを止めることとなり、この回を無失点で終えている。
追いかける展開の中、追加点を食い止めた木浪の好守備は、球場全体、そしてチームのムードを一変させるものとなったことは間違いない。そして、このビッグプレーに象徴されるように、球際での守りも強さの要因であると指摘する、球界OBの声も届いている。
指導者として、阪神や楽天、日本ハムなどで多くの投手を育ててきており、自身も現役時、阪急、オリックスで通算165勝を記録した佐藤義則氏がYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』の中で、このゲームを振り返っており、6回の木浪のプレーを「試合のポイント。木浪のプレーに助けられた」と称えている。