阪神4失策ゲームで浮上するリーグ連覇への課題 巻き返し必至な「若虎の存在」とは
外野手争いの一角を占めるべく、猛アピールを続けてきた若虎、前川右京はここにきて失速、守備難も目立ち始めた。この試合では落球、6日に行われた楽天戦でも5回に左翼守備でファンブルする場面があった。守りから固める野球を信条とする岡田監督にとっては、打撃力とともにレギュラー陣には守備力も求められるとあって、目指す開幕1軍入りを果たすためにも、もう1段階ギアを入れる必要はありそうだ。
遊撃を守った小幡にしても痛いプレーとなった。昨年開幕前までは木浪聖也との遊撃争いが注目を集めたが、フタを開けてみれば、「恐怖の8番打者」として攻守ともに存在感を示した木浪がシーズンを完走。ゴールデン・グラブ、ベストナインにも輝くなど遊撃レギュラーの座を奪われた。巻き返しを期す今季、1軍メンバーの本格的な絞り込みが進む時期とあって、ここから巻き返しを図りたいところ。
チームにとってもVメンバーは20代後半と若いことで常勝軍団を築くことが期待されているが、レギュラーと控えの差が開きすぎてもチームの危機管理策としては不安も残る。
開幕までの時間も進む中、チーム課題をいかに潰していくかも今後大事なポイントとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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