矢野阪神 借金15の泥沼!4月中にも自力V消滅の異常事態で指摘される「首脳陣の失策」とは
阪神は20日のDeNA戦(横浜)に0ー1と敗れ3連敗。延長10回の末、今季3度目のサヨナラ負けを喫した。拙攻の繰り返しで今季5度目の完封負け、借金は15まで膨らんだ。早ければ29日にも自力V消滅の異常事態に虎ファンのストレスも限界だ。
0―0の延長10回、5戦連続無失点だった浜地がつかまった。先頭のソトが振り抜いた打球はふらふらと上がり、そのまま右翼ポール際へ飛び込んだ。早くも今季3度目となるサヨナラ負けの悪夢に首脳陣、選手含め、ベンチで茫然とするしかなかった。
指揮官は「やっぱり打者陣が点を取らないと、というところだと思います」と言葉を絞り出した。
拙攻ぶりが目立つ。初回先頭の中野が二塁打で先制機をつくったが、2番に入った佐藤輝は見逃し三振。続く近本は一ゴロ、4番の大山も三ゴロで無得点に終わった。
さらに3回二死二塁の場面でも佐藤輝が中飛、4回二死一、三塁の好機も豊田が空振り三振に倒れた。8回二死一、二塁の場面では近本が投ゴロとことごとく得点圏をつぶしていては、点が入るはずもない。昨年最多安打記録をマークした近本はこの日の4タコで3戦連続無安打と完全にブレーキとなっている。
矢野監督はチーム状況について「一人一人の状態を上げてこないと。ちょっと三振も多い。なんとか1個のアウトでも進めるってことを重ねていかないと、普通にやっても点が入るっていう感じでは現状ない」と頭を抱える。
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