森下をおびやかす存在となれるか 岡田阪神 1軍キャンプスタートで期待される「新たなロマン砲」とは
チーム内には、ほかにも今季こそと活躍を誓っているロマン砲たちも控えている。
今季プロ3年目を迎える前川右京外野手は昨年33試合に出場し、打率・255、0本塁打、7打点。6月は6試合連続安打を含め、6月7日の楽天戦(楽天モバイルパーク)では弱冠20歳でクリーンアップ(3番)を務めたことも大きく話題を集めた。岡田監督もその素質を高く評価しているロマン砲の一人だ。
また本格覚醒が待たれているのは井上広大外野手にもある。昨年は4月中旬から一軍に合流、13試合に出場し、打率・229、0本塁打、7打点。近年は一軍の壁に阻まれ足踏み状態が続くが、右の大砲候補として売りの長打力をアピールしていきたいところ。
育成出身、プロ5年目シーズンの小野寺暖外野手も首脳陣から期待される一人だ。昨年は43試合に出場し、打率・347、0本塁打、11打点。要所で見せる勝負強さで印象を残した。
昨年日本一に輝いたチームの得点力はリーグトップ(555得点)ながら、チーム本塁打数はリーグワースト2位(84本塁打)に終わった。岡田監督も本塁打が打てる選手を求めており、爆発力を持った選手が増えれば、それだけ試合を優位に進めることにもつながる。
果たして連覇を狙う2024シーズン、岡田監督はどのように打線を組んで動かしていくのか。新たな新戦力が出てくることも楽しみとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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