森下をおびやかす存在となれるか 岡田阪神 1軍キャンプスタートで期待される「新たなロマン砲」とは
岡田監督がどのように選手起用を進めるかも注目となる(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
リーグ連覇を目指す阪神が1月19日、スタッフ会議を行い、春季キャンプの1、2軍振り分けが発表された。
注目のドラフト1位ルーキーの下村海翔投手(青学大=21)は2軍スタートとなった。最速155キロの直球、カットボールなどを操り、即戦力の呼び声高い右腕もまずはじっくり二軍でコンディションを整えることになった。
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一方、一軍キャンプスタートの野手の中では野口恭佑外野手にも注目が高まっている。九産大から22年育成ドラフト1位入団、ルーキーイヤーは2軍で67試合に出場、打率・303、6本塁打、18打点と頭角を現し始めた新たなロマン砲。秋季キャンプでは思い切りのいい打撃を披露し、岡田彰布監督の目にもとまり、支配下登録が決まった。
オフに参加したアジア・ウインターリーグ(台湾)でも打率・313を記録と対応力の高さを示した。
今季の外野手布陣では「1番・中堅」としてリードオフマン、近本光司がレギュラー確実とみられる中、右翼、左翼ともにし烈なレギュラー争いがくり広げられそうだ。
右翼候補の中では昨年8月以降に3番に定着、ルーキーイヤーで10本塁打を放ち、日本シリーズでも7打点をあげ記録更新となった森下翔太外野手の2年目シーズンが注目となる。フルスイングが身上、パンチ力のある打撃が最大の武器ではあるが、好不調の波の激しさをどう解消できるか。首脳陣はさらなる伸びしろを求めている。