矢野阪神 痛恨のサヨナラ負け 心配される「穴」とは

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 阪神は9日のDeNA戦(横浜スタジアム)に2ー3のサヨナラ負け。守護神の岩崎を温存して臨んだ試合で、課題が露呈した。

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 2ー2で迎えた9回。この日は守護神・岩崎をベンチ外としたことで4番手に加治屋を投入。二死一、三塁から大田に左前打を許し、今季9度目のサヨナラ負けとなった。「勝負にいってのこと。結果は受け止めています」と指揮官は責任を受け止めた。

 一方、チームをコロナ禍が襲う。この日は大山に続き、ここまで全試合遊撃として先発出場を果たしてきた中野が陽性判定を受け、離脱。先発のウィルカーソン、ベテランの糸井も感染疑いのため、特例により抹消となった。

 戦力がダウンする中、不安視されているのは、「勝利の方程式」の一角を占める、守護神岩崎の状態にもあった。

 「登板過多の傾向もあるが、好不調の波が激しく、打たれだすと止まらない傾向がある」(球界関係者)

 6日の広島戦(マツダ)では3点リードで迎えた9回に登板し、味方のエラーもからみ、4安打4失点でサヨナラ負けを食らっていた。今季はこれまで25セーブをあげ、4敗を喫している。





 救世主として注目を集めているのは、開幕のヤクルト戦で2被弾を浴びるなど一時は評価を落としていたケラーだ。6月7日の再昇格後は150キロ超の直球と落差のあるカーブ、さらにファームで身につけたというスプリットも効果的に使い、安定したピッチングを続けている。

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