今月3度目の完封負け、不振の阪神打撃陣に球団OBが苦言「積極性が欲しい」「爆発力はどこへ行ったのか」

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 さらに、負傷離脱中の近本光司に替わり、リードオフマンに起用されている森下には、「良いところでの活躍もあったが、コンスタントに1番を任せられるバッターか、と言われたらそうとは言えない」と語っており、続けて「僕は(1番バッターが)3割5分以上の出塁率が要求されるポジションだと思います」と主張。

 その上で「それだけの出塁率を残せる打者は現状の阪神には見当たらない」として、「近本にはやく帰って来てもらうしかないのかなという印象を持っています」と見解を述べており、また3番を務める前川にも「前川も4の0、見逃し三振が2つあるのは残念。やっぱり際どいボールは全て振りに行く、そういう積極性が欲しい」として、この日の結果に顔をしかめていた。

 加えて、田尾氏はすっかり打棒が影を潜めることとなった佐藤輝明に対しても「浮上のきっかけが全く見当たらないままここまで来ている。爆発力はどこへ行ってしまったのか」と苦言を並べている。

 今回は中日投手陣の内容が極めて良かったとしながらも、田尾氏は最後まで阪神打線の低調ぶりに言及、「近本が戻るまでこのままではさみしい」とも話していた。

 残り1試合となった前半戦、甲子園での連敗を食い止めるためには、不振が続く中でもそれぞれの打者の奮起が何よりも求められる。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]


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