「危ないゲームをやってしまった」総力戦で引き分けの阪神に球団OBが苦言 リード場面での救援起用法に「疑問符」も

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延長12回という消耗戦で勝ちをものに出来なかった のは痛手だ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 6月5日、甲子園球場で行われたプロ野球交流戦、阪神対ロッテのゲームは両チーム、点の取り合いとなり7-7の引き分けに終わった。延長12回、試合時間は5時間7分にも及び、多くの野手、投手をつぎ込む総力戦となったものの交流戦初の引き分け決着となった。

【動画】これぞ主砲の仕事。5回に大山が小島から放った左越え7号3ラン





 前日まで連勝の阪神は、2度のリードを守ることができず最後はかろうじて追いつく展開となり、3タテとはならなかった。阪神は桐敷拓馬、ロッテは小島和哉が先発し、いずれも中盤までにマウンドを降りたこのゲーム、両軍ともリードする場面もあったが救援陣がそれぞれ失点、特に今季継投で白星を重ねてきた阪神は痛い引き分けとなった。

 初回に先制し5回までで6-4とした阪神だったが、7回にマウンドに登った3番手の浜地真澄がつかまった。内野安打と四球でランナー1・2塁とすると、5番の山口航輝に逆転の3ランを許してしまう。直後に交代を告げられた浜地はがっくりと肩を落としたまま、ベンチへと下がることとなった。

 この継投策、そしてこの失点シーンには球団OBからシビアなコメントが寄せられている。

「リリーフ陣の起用で相手に『隙』をみせたと感じた」

 こう語っているのは現役時、西武、中日、阪神で活躍し、3年連続最多安打を記録した田尾安志氏だ。YouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』の中で、このゲームを振り返っている。6月5日に配信となった動画は「タイガース7回2点リードで浜地?」と銘打たれている通り、このゲームの投手起用について苦言を並べる内容となった。

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