岡田阪神 ヤクルトと遺恨勃発か 16年ぶり10連勝も「大きすぎる穴」とは
扇の要としてチームを導いてきた梅野は長期離脱が決定的となった(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
阪神の快進撃が止まらない。阪神は13日のヤクルト戦(京セラドーム)に5-3と勝利し、2007年以来、16年ぶりの10連勝を飾った。2位広島とのゲーム差も「8」まで広げ、独走状態を固めている。
【動画】この日、スタメン起用された小野寺は3回に逆転適時打と大きな仕事を果たした
この日は約1か月ぶりに「5番・左翼」としてスタメン起用された小野寺暖が期待に応えた。1点を追う3回一死満塁の好機に山野太一のカットボールを捉えて右前へ運ぶ。2点適時打で逆転を果たすと、4回にも中野拓夢の適時打でさらに追加点。先発した伊藤将司へ援護を果たすと、そのままヤクルトを押し切り、破竹の10連勝を達成した。
一方、不穏なムードが漂ったのは5回一死。5回から登板したヤクルト2番手、今野龍太が投じた7球目の直球が捕手、梅野隆太郎の左手付近を直撃。梅野はもん絶し、その場で倒れ込み、その後ベンチに引き上げた。「左尺骨骨折」と診断を受け、今季絶望の見込みとなった。
今季はここまで72試合に出場し、岡田彰布監督の信頼も厚い。たくみなリードと強肩、高いブロッキング技術なども評価されているだけに、チームにとっては何とも痛い離脱となった。左尺骨は打撃にも影響を及ぼす大事な箇所とされ、慎重なリハビリが求められそうだ。
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