矢野阪神 これが集大成か 「消化試合」まっしぐらの理由とは

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 阪神は10日のDeNA戦(横浜)に0ー7と敗れ、球団ワーストを更新するシーズン25試合目の完封負けを喫した。CS進出争いも佳境に入る中、まるで「消化試合」感が漂う内容に猛虎ファンの怒りもマックスとなっている。

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 今季を象徴するような試合となった。まずはお決まりの「ミス」だ。3点ビハインドの3回二死二、三塁の場面、戸柱の放った打球を二塁を守った山本が一塁マルテに悪送球。このプレーでさらに2点を追加され、傷口を広げた。山本は遊撃の守備に回った8回にも失策を記録。1試合2失策で「76」と巨人を抜き、リーグワーストの失策数がチームの足を引っ張っている。

 一方、打線も湿っている。この日は屈辱の3安打完封。相手左腕の石田にはシーズン3敗目を喫した。指揮官の矢野監督は「今日も(石田が)別に良いとは思わなかった。それが打てないのが悔しいよね」というが、打てない打線を援護するベンチワークにもとぼしかった。

 8回裏の守備からはそこまでノーヒットだった中野を下げ、遊撃にこの日エラーしていた山本を回すも、山本がその後、この日2つ目の失策を記録するなど、いい流れを生むことはできず、不可解な用兵にも疑問の目が向けられた。

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