いよいよ歓喜の瞬間へ 阪神・岡田彰布監督が4番に求めたものとは 【18年ぶりアレへの道】
結果、今季4番の座を開幕から守り続けたのは大山悠輔だった。「4番・一塁」として先発出場を続ける中で、特筆すべきは四球の多さだ。「88」四球はリーグトップ、他球団の主砲と比べてもその数は圧倒的だった。
今季はチーム方針として一つでも四球を多く取ることを岡田監督も求めたが、4番が率先してその姿勢を見せたことでほかのナインにも考えは浸透。リーグトップの「450」四球を積み上げた(記録はすべて12日現在)。安打が出なくとも出塁し、足をからめて相手バッテリーにプレッシャーを与え、点を奪う。阪神の必勝パターンの一つともなった。
また指揮官が求めた「誰もが認める4番」は打撃以外の面にも現れている。大山はたとえ凡打しても一塁へ全力疾走を欠かさない。走攻守において4番が全力プレーを見せることでチーム内の士気を高めた側面もある。
軸がしっかりしているチームは強い。まもなく迎える歓喜の瞬間、その中心に大山はいる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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