NPB球の“飛ばなさ”に米衝撃 阪神・門別啓人もヒヤッとした鈴木誠也の180キロ打球の失速に「おかしい」の指摘

門別の“失投”を捉えた鈴木の打席が話題となっている。(C)Getty Images
ドームの観衆がどよめく対戦だった。
それは3月15日に東京ドームで行われた阪神とカブスのプレシーズンゲームでの一幕。阪神の先発を務めた門別啓人が、注目の打者である鈴木誠也との2度目の対決となった4回の打席だった。
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初回の初対決を中飛に打ち取っていた門別は、カウント2-1から89.6マイル(約144.1キロ)のシンカーを投球。これが高めに抜けたようなボールになると、鈴木は「待ってました」とばかりにスイング。強いライナー性の打球は中堅方向に飛んで行ったが、フェンス手前で失速。阪神の近本光司のグラブに収まった。
打った瞬間に打たれた門別が「しまった」というような表情で見送り、球場全体がドッと沸く打球だった。それだけに悔し気な顔を見せた鈴木の“凡打”は、米ファンの間でも驚きを呼んだ。
カブスのありとあらゆる情報を発信しているXアカウント『The Wrigley Wire』は、鈴木の打球が速度111.7マイル(約180キロ)、角度20というホームラン性のそれであったことを紹介。その上で「ボールは343フィート(約104.5メートル)しか飛ばなかった。このボールの違いを生で見るのは、ちょっとクレイジーだな」と綴った。
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