前哨戦は阪神・岡田監督が”圧勝”!? さまざまな因縁渦巻く巨人・阿部監督 グラウンドでどんな采配を見せるか
阿部監督も就任来、岡田阪神をライバル視してきた。昨年10月6日の就任会見では、昨年の流行語大賞にも選ばれた岡田監督が優勝を指す隠語の「アレ(A.R.E.)」を意識。「本年度『アレ』で盛り上がっています。来年度は『アレ』ではなく『アベ』でいきたいと思います」と覇権奪回への強い思いを口にしてみせた。
常に阪神には因縁がついてまわった。プロデビュー戦は2001年の阪神との開幕戦。父の東司さんは、習志野高時代に「ミスタータイガース」こと掛布雅之氏と同級生でともにクリーンアップを打っていた。その掛布氏と、阪神が前回日本一に輝いた1985年にクリーンアップを組んでいたのが岡田監督。どうしても意識してしまう相手に、思わぬ形で機先を制された。
「岡田監督もおっしゃった通り、今年を占うんじゃないか、そういう大事なゲームになると思います。選手もわくわくしているし、自分自身もわくわくしているところがあります」
初陣を前に、初々しく意気込んだ阿部監督。前哨戦では優等生発言に終始したが、グラウンド上ではどんなタクトが冴え渡るのか。指揮官同士の攻防からも目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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