山川穂高が復調傾向で打線充実のソフトバンクは、“優勝最右翼”オリックスの牙城に迫れるか【プロ野球24年展望/パ・リーグ編】

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心機一転を図ってソフトバンクに入団した山川。彼の出来が若鷹軍団の浮沈のカギを握る。(C)CoCoKARA NEXT

 いよいよ開幕するプロ野球。今シーズンもパ・リーグは、昨年までにリーグ3連覇を達成しているオリックスが優勝候補の最右翼であることは間違いないだろう。

 絶対的エースの山本由伸(ドジャース)と、昨年11勝をマークした山崎福也(日本ハム)が抜けた穴を心配する声も多いが、現有戦力で十分に埋められる可能性は高いのではないだろうか。宮城大弥、山下舜平大、田嶋大樹、東晃平の4人はある程度の実績はありながらも、まだまだ成長途上の選手たちで昨年以上の成績も十分に期待できる。

【動画】ソフトバンク山川が古巣西武に強烈な一発を放ったシーン





 他にも曽谷龍平、椋木蓮のドラフト1位コンビ、昨年はリリーフに回った山岡泰輔も控えており、外国人選手に頼らなくても十分強力なローテーションを組むことが可能である。さらにリリーフ陣も力のある投手が多く、新外国人のマチャドが加わったことでより厚みが増した。

 野手も広島からFAで加入した西川龍馬が加わり、内野もかつてのドラフト1位である太田椋が成長を見せるなどあらゆるポジションで競争が激しくなっている。昨年、吉田正尚が抜けながら三連覇を達成したという事実もチームにとって大きな自信となっているはずだ。

 対抗馬に挙げられるのはやはりソフトバンクだろう。昨年は12球団で唯一規定投球回に到達した投手が0人と先発投手陣が大きな課題となっていたが、ともにリリーフから転向するモイネロと大津亮介がオープン戦でも順調な仕上がりを見せていることが大きい。

 逆にリリーフ陣は甲斐野央が抜け、少し手薄になった印象は否めないが、抑えのオスナが安定しており、先発から再び中継ぎに戻る藤井皓哉の存在も頼もしい。

 そして、チームの何よりも大きな強みは山川穂高が加入した打撃陣だ。松田宣浩、デスパイネ、グラシアルといった右の強打者が抜けてから左打者偏重となっていたが、山川が入り、通年の課題は解決される可能性が高い。32歳のスラッガーも、昨年は自らの不祥事で実戦から長く遠ざかっていたが、オープン戦でもしっかり結果を残している。近藤健介、柳田悠岐と並ぶ中軸は他球団にとって大きな脅威となるだろう。

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