前哨戦は阪神・岡田監督が”圧勝”!? さまざまな因縁渦巻く巨人・阿部監督 グラウンドでどんな采配を見せるか

タグ: , , , , , 2024/3/29

注目の対戦を前に岡田監督が一発かました(C)産経新聞社

 前哨戦は阪神・岡田彰布監督の”圧勝”だった。3月29日のプロ野球一斉開幕を控えた28日、セ・リーグの対戦カードごとの各指揮官が共同記者会見に臨んだ。東京ドームでいきなり伝統の一戦を迎える巨人・阿部慎之助監督と並んだ岡田監督は、いきなりあの事件について切り込んだ。

【動画】今日でアレは封印!岡田監督は飾らない言葉で喜びを表した





 共同会見の模様は『阪神タイガース公式チャンネル』などでも公開されている。対戦相手の印象や、警戒すべき点を聞かれた時だった。岡田監督はここぞとばかりに爆弾を放り込んだ。

「2月のキャンプから当然、一番今年のライバルは巨人になると思っていたんですけど。一番注意してたんは新外国人だったんですけどね。ちょっとなんかね、ちょっとねえ、拍子抜けして」

 メジャー通算178発の実績を誇り、まだ30歳と若く、このオフの最大の注目新外国人とされていた巨人のルーグネッド・オドーアが開幕3日前に電撃退団したばかり。オープン戦で打率.176と低迷し、首脳陣はファーム調整を提案したが、これを不服として拒否して帰国を申し出た。球団も本人の意向を尊重する形で、90周年の節目を迎えたチームで初めて、加入1年目の助っ人が開幕前に退団していた。

 そこを早速いじったわけだが、これには会見場内も爆笑に包まれ、絶妙なタイミング、間で投下されたネタに、隣の阿部監督まで苦笑いを浮かべるしかなかった。その後も笑いをこらえるのに必死の様子だった。

 昨年は阪神が対巨人戦球団最多となる18勝6敗1分けと大きく勝ち越して、その直接対決の結果がリーグ順位にも大きく影響した。6つの開幕カードでも最も注目度が高い一つだが、そこで岡田監督らしい名調子が決戦ムードを引き立てた。

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