【RISE】フライ級王者の田丸辰が描く未来とは?「過去の自分が全盛期」とは言わせない
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3月26日に東京・有明アリーナで開催される『Cygames presents RISE ELDORADO 2023』で、風音(TEAM TEPPEN)と対戦する田丸辰(TRY HARD GYM)。初代RISEスーパーフライ級王者は、昨年10月の「RISE 162」でフライ級を制し、こちらも初代チャンピオンに輝いた。2階級を制覇した逸材は、今なにを思うのか。本人を直撃し、今回の試合や現在の心境について話を聞いた。
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ーー2階級制覇はご自身にとってどんなものですか?
田丸 自分の言葉に説得力がついてきたと思うし、やっぱり周りの反応も変わってきました。またチャンピオンに戻ってこれたんだなって実感しています。うれしいです。
ーー自信はつきましたか?
田丸 つきましたね。やっぱりずっとうまくいかない期間が続いていたので、怪我もあるし、それこそ運もあんまりよくなかった気がしますし、そういうのも含めていい方向に行っているから、今は何をやってもうまくいく気がしています。
ーー一時期、谷間のような時期もありましたが、今は生き生きして見えます。
田丸 最近めっちゃそれを言われていて、明るくなったとか、チャンピオンになってからすごい生き生きして見えるとか。自分ではそんな変わった自覚はないんですけど、楽しいのは確かですね。早く試合をしたいだとか、もっと自分の映像を見てここをこうすればよかったとか、ポジティブに強くなることを考えたりしますし、プライベートで友だちと遊んでる時も楽しいし、すべてうまくいっているというか」
ーー今回の対戦相手は風音選手です。
田丸 僕の中では、勝手に運命というか、絶対にいつかはやる相手なんだなと思っていました。それこそ、僕がもともとスーパーフライのチャンピオンだった時に、風音選手が「田丸とやりたい」って言っていた頃があったんです。それで、僕が怪我だったりとか、調子が悪かったりした時に風音選手は優勝して、立場が逆転じゃないですけど、すごい悔しかったんですよね。今は逆に自分がチャンピオンになることができて調子がいい状態だし、風音選手も天心選手との試合や「THE MATCH」とか、いろんなことを経験している。自分と戦うのは、なんかあるんじゃないかなって。率直にワクワクしているというか、どうなるんだろうという楽しみが大きいですね。
ーー有明アリーナという大きな会場での試合はモチベーションが上がりますか?
田丸 モチベーション上がるし、めっちゃ楽しみなんです。大きい会場でやった試合は2回くらいあるんですが、両方負けちゃっているので、ここは3度目の正直じゃないですけど、しっかり勝ちたい。有明アリーナはめっちゃいい会場だと聞いているので、会場の雰囲気だったりとか、そういうのも楽しみつつ、しっかり勝ちたいなと思っています。