1位は大谷翔平か、王貞治か 米誌が“最高の日本人TOP10”を厳選 長嶋茂雄、野村克也、イチローも伝説打者が続々ランク

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野球の本場である米球界が選んだ「日本人の最高選手」とは?(C)Getty Images

 興味深い特集が米老舗誌で掲載された。

 現地時間5月21日、米誌『Newsweek』は、「日本出身の最高選手TOP10」と銘打った記事を掲載。NPBでのみ活躍した往年の名選手を含めた独自のランキングを公表した。

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 ありとあらゆる名手たちがランクされた。「現代ではポスティングシステムでNPBからMLBに移籍できるようになったが、それ以前に活躍していた選手もいる」とした同誌は、長嶋茂雄氏(10位)や張本勲氏(8位)、野村克也氏(4位)といった日本ではお馴染みのレジェンドたちに加え、松坂大輔氏(9位)、松井秀喜氏(7位)、野茂英雄氏(6位)らメジャーリーグでも名を馳せた選手もピックアップした。

 興味深かったのは上位3名だ。

 記事を執筆したJ.P.フーンストラ記者は3位にイチロー氏を選出。「マリナーズで絶頂期を迎えた彼は、比類のない打力に加え、毎年MVP候補に挙げられていた」と絶賛し、米球界におおける稀有さを称えた。

 そんな「史上最高の安打製造機」とも言われるレジェンドを上回る評価を得たのは、王貞治氏だ。

 世界一となる通算868本塁打を放ち、「世界の王」として語り継がれてきた王貞治氏だ。NPBでの通算本塁打王15回、首位打者5回、打点王13回という圧倒的な功績に加え、打率.301、出塁率.446、OPS 1.080という通算成績を記した同誌は「868本という本塁打数は打者としての彼の総合的な技術を覆い隠している。オウは特筆に値する」と強調した。

 そして、数多のレジェンドたちを上回る「1位」の評価を得たのは、「やはり」と言うべきかもしれないが、大谷翔平(ドジャース)だった。

 2018年のエンゼルス入団から「どちらかに絞るべき」といった様々な批判を受けながらも、二刀流を続けてきた大谷。いまや2度のMVPを受賞したほか、日本人選手では史上初となるメジャーリーグでの本塁打王にも輝くなど、ありとあらゆる金字塔を打ち立てている。

 そんな偉才をフーンストラ記者は「世界最高の選手たちと投げ合え、打ち合える。稀有な能力はよく知られている」とし、ドジャースと締結した超巨額契約についても「23年12月にドジャースと10年7億ドル(当時約1015億円)の契約で十分すぎる報酬も得ている」と論じた。

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