日本シリーズにも登板したDeNAドラ1左腕の電撃トレードに反響止まらず 先発→中継ぎ転向決定後の移籍に「え、マジで?」「左の中継ぎ足りなくない?」
気持ちを前面に出すピッチングで知られた(C)産経新聞社
DeNA・浜口遥大投手(29)とソフトバンクホークス・三森大貴内野手(25)の交換トレードが23日、両球団から発表された。
浜口は神奈川大を経て、16年DeNAにドラフト1位入団。ルーキーイヤーの17年には先発として10勝をマーク。球団の新人投手としては20年ぶりとなる2桁勝利を記録し、存在感を示した。
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そんな浜口も近年は安定したパフォーマンスを残せず、今季は11試合の登板で2勝4敗、防御率3.25にとどまった。ただポストシーズンにおいては、巨人とのCSファイナルS第5戦に先発し、4回無失点と試合を作り、日本シリーズでも中継ぎとして、第2戦の4回から登板。山川穂高に適時打を浴びるも、2回1失点で後につないだ。気持ちを前面に出す、闘志あふれるピッチング、ファンを鼓舞するパフォーマンスも注目された。
浜口は入団以来、8シーズンを過ごしたベイスターズを離れることになり、球団を通じて思いを伝えた。
「びっくりした思いと、ここ数年はトレードもあるかもという覚悟はありました」としながら、「8年間ベイスターズにお世話になり、本当に一言では伝えることができないくらいたくさんの経験をすることができました。なかなか期待に沿うような活躍はできなかったですが、いつも応援してくださる皆様の声援はすごく力になっていました」と感謝の気持ちを伝えた。
チームにはソフトバンクから走攻守3拍子揃った三森が加入することになるが、一方で、シーズン中から指摘されていたのが救援投手陣の左腕不足。
今季1軍では坂本裕哉が活躍したが、手薄とあって来季から浜口がリリーフ転向し、チームを支えたいと自身が明かしていた。