メジャー復帰願望は消えず 米メディアで沈黙を破ったバウアーが自身の過ちを語る「僕は良い人間になろうとしている」

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母国でのプレーを熱弁するバウアー。その切実な想いは実るだろうか。(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 日本からメジャー復帰へ。NPBで話題を振り撒いた助っ人の意思は固い。現地時間1月4日、元横浜DeNAのトレバー・バウアーが米放送局『FOX News』の番組「America’s Newsroom」に生出演。「アメリカで野球がしたい」と熱く訴えた。

 昨年3月にDeNAへ鳴り物入りで加入したバウアーは、19先発で2桁勝利(10勝)を記録。途中、離脱を余儀なくされる時期はあったが、防御率2.76、WHIP1.15、QS率78.95%とハイアベレージをマークし、20年にメジャーリーグでサイ・ヤング賞を獲得した実力派投手としての矜持を見せた。

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 単年契約が終了した今オフは、代理人がメジャーの複数球団と面談を公表するなど、母国復帰に動いていた。

 しかし、素行に対する懸念が各球団の出足を鈍らせている。21年に知人女性へのDVを疑われたバウアーは禁止規定違反に抵触。メジャーリーグ機構から324試合の長期の出場停止処分(その後、処分は194試合に短縮)を受けた。すでに処分は終了し、今年10月には同問題も和解に至ったのだが、今に至るまで米球界内で「問題児」のレッテルを貼られている感が否めない。

 そうした状況で反省した姿を見せる意味もあったのか。丸刈り姿で番組に出演したバウアーは、「多くのことが起こり、法的なプロセスもあった。時期が悪かったが、ようやく良くなって今は話せるようになったことがうれしい」と、約2年間にわたって米メディアの取材を受けていなかった理由を吐露。そのうえで、自らの身の潔白を改めて主張した。

「100%、同意の上だった。僕は性的暴行をしたことは決してない。この2年半は、そのように見られてきたが、それは自分の人間性を示したものではない。誰に対しても性的暴行を加えたことはない」

 ただ、当時のバウアーには私生活の乱れはあった。それは本人も素直に認めている。「過ちを犯したことは分かっている。こうした経験から、どのように良くなっていけるのか、それが今、僕が目を向けていることだ」と語り、こう猛省した。

「私生活で過ちを犯してしまった。野球やトレーニングにおいては、細部にまで気を使うけど、私生活では同様の気遣いをしていなかったんだ。僕は間違いを犯した。やるべきでなかったことをしていたことに同意する。その過程で多くの人を傷つけた。MLB、ドジャース、さまざまなチームメート、友人、家族、私に近い人たちを難しい状況にさせてしまった。だから、そのことについてじっくりと考え、取り組むために私生活の多くを変えた。例えば不特定多数(女性)との性的関係はもう持っていない」

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