本人猛省も「メジャーキャリアは終わった」の声 逆風が強まるバウアーに浮上する日本球界再挑戦の可能性
「彼に対する疑惑の内容についてはここでは話さないが、私はバウアーの告白だけをもとに自分の意見を言うよ。もうMLBで彼にオファーをするチームは1つもない。(MLBキャリアは)終わりだ。私は16年間GMを務め、その間に球界の誰よりもセカンドチャンスをあらゆる選手たちに与えたと思っている。だが、私が今もそういう役職にいたとしたら、バウアーに2度目のチャンスは与えない」
ボウデン氏のようにバウアーのこれまでの言動を厳しく断じる声は小さくない。そうした風潮を見るとメジャー契約を勝ち取るのは容易ではないだろう。となると、必然的に浮上するのが、日本球界への電撃復帰の可能性だ。
古巣DeNAはもちろん、山本由伸のドジャースへのポスティング移籍により、巨額の投資が可能となっているオリックス、さらに投手陣の立て直しが急務となっているソフトバンクなど候補は数多に存在する。いずれの球団にとっても、戦力と人気の両面で大きな効果が期待できるバウアーが魅力的に映るのは間違いない。
岐路に立たされているバウアーは、強まり続ける逆風を何とかはねのけ、メジャー復帰を叶えるのか。それとも紆余曲折を経て、もう一度、日本でのキャリアを始めるのか。日本の野球ファンを唸らせた世界最高クラスのピッチングが冴える場所は、果たして、どこになるか――。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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