SNSでメジャー契約“懇願”も「That’s not Bauer」 バウアーに米球界内で揺るがない怪腕への冷ややかムード

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なぜバウアーと契約する気がないのか?

 さらに「バウアーという荷物を受け入れる気はない」とカージナルスの補強計画を明かしたフレデリクソン氏は、「なぜバウアーと契約すべきだと言われるのか。他球団がどうするかは自由だが、少なくともカージナルスは彼との関わりを持とうとはしていない」と否定的な意見を展開する。

 もっとも、33歳になる右腕の実力を軽んじているわけではない。「昨シーズンに日本で証明されたように、まだ投げることができる」と一定の評価も下している。しかし、手厳しい論評を書きたてるフレデリクソン氏は「バウアーにユニフォームを着せるのはまた別の話だ」と断じ、獲得によって生じる懸念も記している。

「彼をメジャーに復帰させようとツイートしている人たちの多くも、バウアーを自分のチームの投手として雇おうとはしていないはずだ。そもそも彼は2021年6月以来メジャーでは投げていないうえに、クラブハウス内での行動にも疑問符を付けられ、チームの和が乱れるリスクもある。

 それはリーグ最低保証年俸から始まる契約を受け入れ意思を示唆しているにもかかわらず、彼が過去にメジャーで所属した4球団のどこも呼び戻さなかったという事実が証明している。たしかにカージナルスはケミストリーの改善のために、リーダーシップのあるベテランを必要しているが、それはバウアーじゃない」

 目の肥えた記者から「That’s not Bauer(バウアーじゃない)」と三行半をつけられたバウアー。サイ・ヤング賞など輝かしいキャリアを持つ彼だが、本人が懇願するメジャー復帰への道のりは厳しいままだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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